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聴き所は、呪術的なダーク・トラックを粘っこいアグレッシヴ・フロウで乗りこなすOTHERWIZEだ。彼の魅力を集約するのが、怪しいことこの上ないトラック上で病んだバトル・ライムをキックする”NIGGAS WONDER WHY”。ただただイルでヴァイオレント。不気味な歌を披露する”BLAK MAJIK”は、タイトル通り黒魔術のような催眠術的トラックがクセになるドープさ。フリージャズにブルーズのスパイスを加えた”ROLL RIDE OR RUN”、オーソドックスなファンク・トラック”MAD AT THE WORLD”、凄いデリヴァリーを披露する”4 PETES SAKE”と、極めてオリジナルな世界観。ゆったりとしたグルーヴに病んだリリック。
アルバムを通して、ただ怪しいの一言。トラック、ラップ共に邪悪な魅力を放っていて、何ともクセになる。彼のあまりに濃い世界観についてこれないリスナーも多いだろうが、一度虜になったが最後、夢にまで見るほど。不眠症の方にはお勧め出来ないが、勇気のある方はこの機会に是非。