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DEESKEE “IN LOVING MEMORY OF….”

MALEKO、ADMINISTERとのユニットABNORMALを始め、多くのMC達にビートを提供してきたDEESKEEによるインスト・アルバム。

その”DUST”は、ファンキーなオールドスクール・トラックに派手なスクラッチが絡むファンキーなトラック。SOLEが斬り込むとループもダークに変化。ドープです。彼のトラックの特徴は、漂うように幻想的点だが、そこが弱点でもある。似たような曲ばかりなのだ。”SAND MAN”はその典型で、”DEANNA”や”SECURITY BLANKET”など、その手の曲がずらずらと続く。勿論良い曲もあって、何とも心地良い”HALF THE BATTLE”や、RUN DMC”SUCKER MC’S”使いの”AS THE WORLD GOES ROUND”辺りはドープだ。

どれも決して悪くはないのだが、似たような曲ばかりで少々食傷気味になってしまう。もっと一曲一曲の幅を広げないと、アルバムとして聴かせるのは難しい。際立った曲もあるので、それだけをシングルとかEPで聴いていたら、もっと印象も良くなっていたかも。

DEESKEE “THE COMPONENTS OF A PERFECT SUICIDE”

ベイ・エリアのハードワーキング・プロデューサーDEESKEE、本人名義の第2弾。確実な成長が見られる充実したアルバムになった。

今作のメインも、当然インスト曲。幻想的な”ANOTHER DAY, ANOTHER NIGHT”は前作の路線に忠実だが、メランコリックな”SLIPPING THROUGH THE CRACK8″は新機軸といえる。心地良いギターループが作り出すグルーヴにやられっぱなしの、ノスタルジックな名曲だ。”COMPONENT A”には前作の悪い面が出てしまっているが、白昼夢”NEGATIVE SPACE”、ジャズ・ギターとマッシヴなドラムがいい感じの”COMPONENT B”、レイドバックしたジャズ・ファンクを展開する”UNTITLED”など、文句ナシにドープだ。

冒頭、RADIOINACTIVEをフィーチャーした”BEYOND THE JAWN”は、正統派ファンク・サウンド。RADIOINACTIVEがこういったトラックでライムする事はあまり無いので、フレッシュだ。だらけた”TRAVELING (FREESTYLE)”も良い。

前作とはうって変わって、ヴァラエティに富んだトラックに唸らされる。これといったオリジナリティ個性こそ感じられないものの、どれもなかなかのクオリティ。