![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj1tdVTAQfRFns13YVB4RlxYQDjh2PqSgVhV_IrswD2Ol6Yze9jq_PvthoIjIla7PUGNTQC__YpnDTJ5YI47JOdW6AX0pLt9rBOSDdM9Ic7nIzWAIULqpKTwt-4iFpCv9H_krWM2MGBek5v/s320/murs-comurshul.jpg)
GYPSY SIDEは、その名の通りSCARUB、ELIGH、MURSによるユニットTHREE MELANCHOLY GYPSYSが収められている。 ベスト・トラック”SUNPRAYED”では、SCARUBが既に驚異のデリヴァリーを披露、MURSは若さを感じさせるフロウだが、強気なところは相変わらず。コンシャスなSCARUBとアグレッシヴなMURSの対比が面白い”DIRE STRAITS”、ELIGHが非凡な所を聴かせる”MELANCHOLY MANUSCRIPTS”でも、3人のとにかく早いフロウは圧巻だ。ビートも今よりラフでサンプル中心の音作りで、ドープ。
MARU SIDEに移って、へヴィーなビートがドープな”RED DOTS”でのイルなストーリーテリング、ポッセカット”SPEED BUMPS”での終盤のフリースタイルなどは正にMURSの本領発揮といった所。”VERSE ONE”も勿論タイト。
音質が悪い事は言うまでも無いが、そんな事は気にならない。このテープには彼らの原点が収められているし、何よりドープこの上ない。歴史の授業じゃないけど、過去があって今がある訳で、素通りは許されない。