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MF DOOMのこれまでのアメコミ路線を好きだった者にとっては、堪らないアルバムだ。プロダクションの半数はX-RAYによるもので、典型的なNYハードコア・サウンドを鳴らしている。B級SF映画的なチープさが気持ち良い。MF DOOMのお馴染み80′Sサウンドが良いアクセントになっていて、ベストはラストの”ESCAPE FROM MONSTA ISLE”かな。古臭いんだけど新しいって言うのが、彼らの共通点。怪獣映画をモチーフにしたバカっぽいコンセプトにはピッタリ。
顔見せ的なアルバムだから、リリック的にも特に深いことは言ってなくて、要は”俺らは凄い”って事。流石にDOOM以上のMFはいないし、JET JAGUARことMF GRIMMの不在は痛いが、他の連中も上手いのが揃っている。個人的には、”1,2 . . .1,2″の3人、KONG、MEGALON、RODANがお気に入り。特に、ラスト・ヴァースでRODANが渋い所を聴かせていて、男を上げている。
ある意味ヒップホップの基本というか、シンプルなビートにハードコア・ライミングが渋すぎる。小細工無しのピュア・ヒップホップ・アルバム。