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当然、プロダクションはMCENROEが全面的に手掛けていて、どれも相変わらず良いが、本作ではMCENROEがMCとしてもなかなかのスキルを持っている事を再確認させられる。でかいスーパーの進出によって危機にさらされる個人経営の商店を描いた “CORNER STORE”、現代の消費社会を皮肉った”GIVE ME CONVENIENCE”と、冒頭の2曲は正にMCENROE節な傑作だ。達者な歌まで披露している。成功とリスクについての”YOU WISH”も面白い。琴のようなループがドープな”SAFETY IN NUMBERS”は、2分という短さが物足りない。
後半には、MCENROEには馴染みの深いゲストが参加。BIRDAPRESとの”24 HOURS”と、JOSH MARTINEZとの”FORGED”はドープだが、残念ながら、”6.25 AT THE FIRST WINDOW”と”SAME OLD FACES”は平凡な出来に終わっている。
十分に水準はクリアーしているが、MCENROEにしては普通の出来だ。まあ、本領発揮は今年出るというフル・アルバムまで我慢するべきか。それまではこれを聴いて待ちましょう。