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まず、TES最大の武器はパワフルで緊張感ほとばしるデリヴァリーと言い切れる。印象的な声を持ち、スピードや抑揚を自在に操る様は堂々としていて、数え切れないほど世に出てくるMC達の中でも、確実に頭一つ抜きん出ている。聴き手を圧倒するテンションの高さは、若さゆえかな。リリック面でも非凡な所を聴かせていて、”DUALISM”の変死した自分の12人の子供について語る父親を演じるTESの独創的なリリックは素晴らしいの一言、多大なポテンシャルを感じさせる。
CO-FLOW以降、と言ったのは主にビートを指しての事。TES自身の手によるビートは、一言で言うとダーク。初期のEL-Pからの影響を多大に感じさせるが、まあタイト。
このデビューEPには、荒削りだが今後が大いに気になる不思議な魅力がある。これ以降目立った音源を発表していないのは残念な限り。そろそろアルバムでも出して成長した所を聴かせて欲しいものだ。