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まず、1曲目から7曲目までがWHY?の担当。ズブズブのトラック上で何とも言えないハーモニーを聴かせる”TRACK 3″が駄目な人は、ANTICONのコンピ”GIGA SINGLE”に収録済みの”TRACK 4″、一昔前のガレージロックみたいな”TRACK 6″、無意味に爽やかな”TRACK 7″まで、トコトン駄目だろう。GRAND ROYAL辺りが好きな人には、以外にツボっぽいが。
8曲目からは、ODD NOSDAMの出番。とにかく、あらゆる音源が登場する彼のトラックには、素直に興奮させられる。どれも2分に満たないスキット集のような感じだが、もっと聴きたくなる不思議な魅力に溢れている。cLOUDDEADのアルバムでの素晴らしい仕事振りも記憶に新しい。古典ホラー映画のサントラのような”TRACK 10″、とにかくホーン・ループがファンキーな”TRACK 11″、MR DIBBSがシンプルなギター・ループ・トラックの上に音を重ねてゆく”TRACK 12″、cLOUDDEADっぽい”TRACK 14″。タイトなドラム・ブレイクの上で繰り広げられるコラージュ。爽やかなのかドロドロなのか、とにかく悪夢のような世界が繰り広げられる。例えるなら、モンティ・パイソンでのテリー・ギリアムのアニメを思い出して欲しい。あんな感じだ。
多くのANTICON作品同様、これも好き嫌いがはっきり分かれる作品だろう。だが、どうこう言う前にとりあえず聴いてみて判断して欲しい。聞かず嫌いは体によくない。