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まずは、VISIONARIESのメンツがトラックを手掛ける曲から聴いていこう。MCでもあるリーダー的存在のKEY KOOLの”TRUTH SERUM”は、ベースにビートのみのシンプルなトラックで、軽い肩慣らし。抑えた語り口が良い感じだ。ギター・ループが良い”ROAD TO MONTE CARLO”、浮遊感のあるクソドープな”AVENUE OF HOPE”は、DANNUとZENのポジティヴでポエティックなライムとマッチしていて、ドープ。KEY KOOLと共同で”VIA SATELLITE”をプロデュースしているDJ RHETTMATICは、”NO MORE NO LESS”、”VISIONARIES, TOO (NEXT STOP)”にビートを提供。少し単調な感はあるが、後者はそれが幸いしてタイトなポッセカットに仕上がった。
OMIDは少しおとなしい。イントロ開けの”SUNSET LIMITED”の勢いも捨てがたいし、ピアノが綺麗な”SITUATIONS”も良いのだが、彼の水準を考えると物足りないかな。MUM’S THE WORDの2曲、”APPLES AND ORANGES”と”LONG RIDERS”も弱いが、ICDが唯一手掛けた”D.O.S.”はドープ。
LMNOのアルバムと併せて、最近の彼らは本当の意味での”VISIONARIESサウンド”を確立したと思う。特にKEY KOOLのプロダクションは、流石に彼らのスタイルを知り尽くしている感があって、相性は抜群だ。突出した何かが無いのも事実だが、ビート/ラップ共に水準以上。残るは、KEY KOOLだ。