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レコード・ノイズが温かみを感じさせるジャジーなイントロで幕を開けるこのEPは、全編に渡って大人な雰囲気。それはファンキーな”SHOUT”やKENBOOGALOOとの”ON2DBEAT”に於いても言える事で、派手さのないド渋な燻し銀の魅力を放っている。粒揃いの9曲だが、メロウなピアノ・ループ使いの2曲、ポジティヴな”APT209″とCMNRなるMCとの”MOST DAYS”や、浮遊するギターが幻想的な”HUSTLERS”辺りが個人的には気に入った。特に、ワイルドサイドの物語”HUSTLERS”は、YESHのRAKIM似の声/語り口も手伝って何とも言えないハードボイルドな雰囲気を作り出している。ドープ。
飾りっけのない、典型的なニューヨーク地下サウンドを展開するYESH。WEE BEE FOOLISHのアルバムよりも充実しているのは、単に曲数が少ないからという訳ではないだろう。彼には、このぐらい無愛想な方が良く似合う。